キャパ

10日くらい前に、ロバートキャパの特集がNHKでやってた。
ロバートキャパ、戦場カメラマンの草分け的な存在で、この人を知らなくても、撮った写真は誰でも一度は見たことがあるんじゃないかと思う。
映画や映像にかぶれていた当時大学生の私は、大学の図書館でこの人の写真集を見ながら次の講義まで居眠りをして、そんな自分に酔ってたりしてた。芸術バンザイ的な。
今日はその話じゃなく、特集の話。
とてもショッキングな内容だった。
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キャパを一躍有名にしたこの写真。
戦場で打たれた兵士の瞬間を撮った奇跡の一枚、のはずが、、なんと、演習中に兵士が転ぶところだった⁈よう。
んでもって、これを撮ったのは、キャパではなく、キャパの恋人の女性でだった⁈ようです。
この写真がアメリカのLIFE誌に載って、キャパが有名になる直前に、その女性は戦場で亡くなる。
打たれてもない兵士の写真が死の瞬間と奇跡の一枚になり、しかも自分で撮ってもないという、、
キャパは、何を思いその後を生きたのだろう、そんな特集でした。
科学的にもキャパが撮っていないと実証する様は、あ、テレビでやっちゃっていいの⁈、と思うほど、無残で衝撃的だった。

それでも、そんなことに関わらず、その写真に感じる思いや印象みたいなものは、薄れていくことはなかった。
その後のキャパの生き様を垣間見て、この写真があったからだと、改めて思ったりもした。
写真の真贋はあれど、そこから放たれるメッセージは、確かに感じることができたと、そう思いたい。
でも結局は、何の本質も見えず、写真ではなく、写真を見ている自分が好きだったんだろう自分にとっては、そんな意味を考えるキャパは残ってないのかもしれないな。
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by morita79 | 2013-02-18 00:17